地下鉄本

chiss4122005-04-05

地下鉄の本が非常に興味深い。最近新作「帝都東京・地下の謎86 秋庭俊 洋泉社」が出たのだ。既に出ている本は全て読んだが、テーマがいいのに文章が非常にマズイ。今回も主題をだらだらと秋庭さん独特のわかりにくい文章で説明されているのだが、短編形式になっているので比較的ましになっている。この地下本は公安にマークされているようで、この人に関わった人はどんどん秋庭さんと接触を絶っていくようである。かわいそうだがどうも圧力がかかっているらしい。この現代における「謎」っていうのがもっと注目されてもいいとおもう。たしかにどっかに国民の目に触れない地下鉄の駅があっても、どうでもいいと言えばどうでもいい。ICUにかつてあった横穴も決して原始時代からの穴ではなく戦時中に掘られたものだ。機会があれば是非探検してみたいが、さすがにそうもいかないので、秋庭さんの活躍に期待したい。