Casa Vinitalia 来訪

予約が取れない都内のレストランは多数ある。「Casa Vinitalia」「Dal-Matt」「蟻月」など枚挙に暇がないが、そのうちのカサビに伺う。ココの予約をとったのは去年の12月初め頃。さてここは夜のコースが5500円と比較的穏やかな価格帯になっているが、2人で予約の場合はパスタとメインを同じものにするという制約がつく。でもそれでも凄いのだ。まずこだわり野菜のバーニャカウダで始まる。野菜は非常に不恰好ながら味が濃く本当に美味しい。これに油と知っていながらもアンチョビソースをたっぷりつけてしまうのだ。この段階でグラスの白ワインはほぼ空になってしまう勢い。　

次に前菜がくるのだが、これはいくつかのチョイスからそれぞれ選ぶスタイル。僕はフォアグラと牛肉のテリーヌ、彩乃がなんとか貝のソテー。失念してしまったが味は輪郭がくっきりしていて旨い。全然テリーヌっぽくなく素材がもろもろと粗く、原型を残したままな感じ。もうワインすっかり空です。
パスタは猪のラグーのパスタで野趣溢れる一品、パッパルデッレとう平麺で頂く。これはフィレンツェでも食べたが好みのソース。
その後魚、肉と、シンプルパスタ、野菜のココット、デザート、コーヒーと完全満腹コースとなった。詳細には書かないが、どれも非常にレベルが高い！　パスタは３０グラムをオススメしたい。太るぞ。