ランチパーティ と ビールの鮮度

chiss4122005-06-28

頻繁では無いがたまに家に友人を呼んで食事会をする。免罪符付きで昼から酒を飲めるので重宝している。じっくり下準備をした彩乃の料理はなかなか秀逸でホスト側ながら結構楽しんでいる。人が来るからという理由があれば普段買わないランクのワインなどにも手を出せるし、珍しいビールを試したりと結構良いことずくめだ。最近会社の飲みなんかでアリキタリのご飯とアリキタリの生ビールとアリキタリの焼酎ロックに辟易気味なので、こういう知的好奇心ではなく食好奇心をくすぐられるイベントは多いに賛成なのだ。

店で飲む生ビールは同じものでも満足度は天と地ほども差があるのはご存知だろうか?どこかの会社のコピーではないがビールは生き物なので鮮度が命なのだ。製造年月日が若く、ちゃんと適温で輸送され、適温で冷やされ、正しくサーブされたビールは最高以外の何物でもない。だが大抵の生ビールはそのどれも満たしていないのが現実。非常に非常に残念なのがこの事実。ビールをダメにする店は結局ダメな店!気付いている店はちゃんと頑張っています、気付いてあげて。


【ビールの鮮度】
ビールの賞味期限は、一般的に、製造後9カ月に設定されている。これは、「おいしく飲める期間」のことで、期限を過ぎるとすぐに飲めなくなるわけではない。ただ、時間の経過とともに、味や香りが変質する「劣化」が進むため、メーカー各社では、期限内でも、できるだけ早期の飲用を呼びかけている。味が変質したり、いやなにおいがするといった品質の劣化の原因としては、大麦が持つ「ロックス」と呼ばれる酵素と、ビール中の酸素が化学反応して生成する化合物が原因で起こる。 日光や衝撃なども鮮度の大敵だ。光にさらされると苦味成分が分解され「日光臭」と呼ばれる異臭が出るほか、衝撃を受けるとビール中の炭酸ガスが分離し、味に悪影響を及ぼす。

余談だが、アサヒがキリンの牙城を崩すきっかけは鮮度に着目したこと。会社の英断により古い在庫を一層し、販売店や飲食店に出回っている古い物も総入れ替えをして常に鮮度と味を最高の状態でキリンとの勝負に備えたらしい。