東京ブルボン

chiss4122005-11-12

東京と言う街は不思議なところで、とっくに滅びたはずのブルボン王朝が、こころもちダウングレードして「ブルボンの会」として存続しているのだ。ちなみに調べたらブルボン家(Bourbons)には3種類あって、カペー家の支流のひとつで現在のスペイン王家、さらにイタリアの両シチリアブルボン、そしてフランスブルボン。いま日本に細々と残っている「ブルボンの会」の構成メンバーは皆日本人だが、一様にルイ14世で有名なフランスブルボンの系譜を主張している。まあ真偽は誰が気にするでも無いので置いておくが、その「ブルボン会」の晩餐会が渋谷のビストロ「ANDRA」で執り行われた。もちろん貸切などではなく普通の予約だ。ここは支給係(ギャルソン)が感じのいいオジサンで高感度が高い。パスタも大盛を受けてくれたし、ワインの説明もおもしろかった。ワインの注釈もオーディナリーでなく、火打石の香りとか、青草とか、イチゴヨーグルトとかイマイチ旨そうでない物でワインを表現する辺りが興味深かった。写真の鳥は待てない会員が一口食べた後に撮影。

http://www.andra.jp/top.html

ウィキペディアによると、ブルボンの語源はケルト語で「泥」らしい、なんかいまひとつな語源にガッカリだ。

ドイツの影響を受けて肩の無いアルザス地方の白ワイン。青草がバカ山をイメージさせたので選ばれた。そして右が東京ブルボンの代表オヤビン。最初の会は「アルル」「ルマンド」「ホワイトロリータ」「バームロール」を食べる会だった。