【from日経 001】 世界のREIT市場規模

chiss4122007-10-01

日経新聞には非常に興味深い最新の統計や分析が毎日掲載されていて、読んだときは「おお〜!」と感嘆するのだが、いざ転用しようとすると数字やら細かいところが曖昧になっていずれ印象だけになってしまう。新聞スクラップも新聞の画像での保存も、その後の検索が面倒だったりと決め手に欠ける。なので自分で要約してブログに備忘録として掲載しておけば検索機能が使用できるということで、日記じゃないけど掲載を開始する。

なるほどビジネスMAPから。
国内外で成長する不動産投資信託(REIT / Real Estate Investment Trust)市場。金融市場が混乱しファンドなどが一時的に資金を引け揚げる動きも出たが、欧州での市場開設ラッシュで拡大基調が続きそうだ。REITは投資家から集めた資金でビルや住宅などを購入し、賃貸料収入や売却益を配当として投資家に分配する。比較的小額で不動産への分散投資が出来るうえ、売買も株式と同様なため人気が高い。日本では2001年9月に第一号が上場した。世界では米国が1960年、豪州が1971年に市場を開設した。時価総額はそれぞれ38兆円、13兆円とダントツの一位二位だ。今年2007年に入って英国が正式な市場を創設、6.9兆円と5位の日本(約5兆円)を抜いて4位に踊りでた。2007年の3月末にはドイツが制度を承認し、これで20カ国・地域目。欧州では他にもオランダ(3兆円)、ベルギー(0.7兆円)、フランス(8.2兆円)が既に導入し、3カ国のREIT時価総額合計は約6兆円である。 アジアでは香港(0.9兆円)、シンガポール(2.4兆円)、北米ではカナダ(3.1兆円)などが主な市場である。2005年には約50兆円だった世界の時価総額は80兆円に膨らんでいる。今後はイタリア、スペイン、スウェーデンなどの不動産先進国や新興国の市場開設もあり、成長が続くと見られる。(データはみずほ証券2007年9月14日調べ)

2007年始めの英国でのREIT開始時には既存の不動産会社上位10社のうち8社がREITへの転換を表明、これにより法人税が免除される代わりに、賃料収入の9割以上を株主に配当することを約束する。