やばいね金融

危機感を煽るわけではないが、連日世界の金融機関で信用危機の連鎖によるリスク商品の価格下落が続いている。すでにサブプライムのような信用の低い高リスク商品だけでなく、安全といわれる分野にまで買い手が付かない状態となった。しかし既に国が補償する国債かそれに準ずる商品以外はいままでで類を見ない価格の下落を余儀なくされている。今日米大手証券会社のベアスターンズがFRBの援助を受けることになった。それでも株価は半値近く下落した。米リーマンブラザーズも連れ安となり15％下落した。上位組みも決して安泰とは言えず、シティ、メリル、モルガン、ゴールドマンも同じく安全資産の下落で財務を悪化させている。欧州組みも決して例外ではないし、日本組みだって例外ではない。

本当に申し訳ないが反対、拒否ばかりの○○党はいい加減に現状を良く見て欲しい。××党も決して万能ではないが、どっちもダメだと言っても居られないので、だらだら決断を延ばして審議せず最低現現状を判断し意思決定出来る党が早く対策を開始して欲しい(日銀総裁を早く決めろ)。日本もコストプッシュのインフレは既に始まっているが、利上げは当分無理だろう。

写真は、NY証券取引所