散髪3時間

chiss4122006-02-12

散髪には予約が欠かせないと再認識した日だった。たしかに幼少は赤と青のポールがくるくる回る理髪店で正味一時間以上まったことも多々あった。でも待合のソファー付近にはマンガ雑誌が山と唸っていたので、時間をつぶすのは大して難しい作業ではなかったのだが、いざこの年になって予約していない美容院に行ったりすると、運が悪い日などは(今日のように)合計で3時間かかったが、実質切ったのは30分程度。そのほかはドトールコーヒーで、日経ビジネスを熟読したり、店の前の椅子で今日の日経新聞を隅々まで読んだり。日経トレンディで住宅デベロッパーの良し悪しを比較したりして過ごした。有意義といえば有意義だったかもしれないが、なんともスローで贅沢な時間の過ごし方だ(皮肉&自虐的)。
さて、今日は彩乃の友人が家を訪ねて来てくれたので、ちょっとした晩餐となった。ホームパーティみたいな日は結構手の込んだものが食べられるし、普段開けないようなお酒を飲むことが出来るので非常に歓迎している。普段だとせいぜい缶ビールを栄ちゃんのプレミアムなモルツとか、キリンのブラウマイスターとか、チルドビール的な贅沢なのだが、今日はタカムラさんで散々推奨されているブルゴーニュを抜栓する運びとなった。

ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ 2003 グロ・フレール・エ・スール」という赤ワインなのだが、赤ワイン用のグラスじゃないカジュアルなグラスから昇る香りが非常に好みで、ちょいと興奮してしまった。刺激というかとんがったところの無い、白ワイン並に口当たりの軽いニュアンスが、ずっと重い系を信仰してきた自分としては繊細で旨かった。コッテリとんこつラーメン信者が、年取ってあっさり塩に乗り換えるかのごとくである。2380円は決して高くないという印象で、炭酸とそのエッジの聞いた酸味と濃さで押し捲るヒゲモグラことイゲルエラよりは断然好印象だ。今度タカムラの安旨と称されたスペイン軍団を順追って飲んでやろうとたくらんでいるが、どうなるか?? さて肝心の料理だが、シンヤが肘を痛めた末に運ばれた病院の待合室にあった料理本に載っていたものをチョイス。豚のオーブングリルだ!意外とパサパサにならずに完成!今日も料理が旨くて、4人で3本を空けてしまった。

結婚式のDVDを見直すことになったのだが、普段見ないけどやはり撮ったほうがイイカナと思う。その時に撮らないと二度と撮れないものだけに、慎重に判断すべきポイントだ。