サンタンドレ Saint Andre

chiss4122006-03-10

金曜だということで神楽坂界隈のお店で晩御飯となった。行ったことの無い店縛りで探した結果、ちょっと前から気になっていた「醍醐」に決定。金曜日の夜なのに2席ほど開いていることに一抹の不安もありながらも、腹も減っていたのでとりあえず試して見ることに。基本は韓国屋台料理を標榜していて、店内はオープンキッチン風。透明のガラスシールドの奥では鉄板の上で様々な料理が作られていく。しかし!オープンキッチンの割には食材などの管理がイマイチ洗練されていないのだ。それだったら隠しておけばいいのにと思ってしまう。たとえば「チャプチェ」に使用する春雨はビニール袋の中に入っているし、料理人はキビキビしていないし。いやーほんと隠しとけと思う。料金も割高で非常に中途半端であった。韓国料理であれば新大久保の「スンデ家」や、溜池山王の「大使館」なんかが非常にコスパが高く好みである。

ちょっと気を取り直して、最近のタカムラさんの安旨ワインの一つ「エリタージュ NV 2004 ドメーヌ サンタ デュック」を試してみた。ある評によると「開栓したばかりだと、少し酸味を感じるかもしれませんが、2〜3日たってお飲みになると、非常にまろやかに変化し、かなり美味しく飲めるのが特徴ともいえます。」とある。確かに最初は酸味がトゲトゲとして絶賛する意味が全く分からなかったが、2−3日置けというならば置けと言うなら置いてみよう。評価の後ほど。で、せっかくワインなのでチーズだと短絡的に考えてしまい、キムラヤで「Sanit Andre」を買って帰った。あけると一面モッタリとした分厚い白カビに覆われていて、驚愕!まあそれでいいようなので、食べてみると強烈にクリーミー!凄い!まるでフランス料理の濃厚なソースぐらいの味わい。ふえー、太りそう。みると脂肪分75%とあるではないか。牛乳が3.5%なので、およそ20倍強。じゃあ牛乳の1/20の量にとどめれば大丈夫と、ちみっと食べた。ワインとの相性はなかなかであった。

<サンタ デュック>
コート デュ ローヌ地方の南部を代表するドメーヌに成長したサンタ・デュック。現在の所有者イヴ グラ氏は、1985年に父親のエドモン グラ氏から30代半ばでドメーヌを受け継ぎ、ワインの品質を大幅に改善した。10haと南部ローヌのドメーヌとしては小規模だが、その品質は高く、今やジゴンダスの雄に。ロバート・パーカーJrは、数少ない5星生産者のひとつに上げ、著書『ローヌ・ヴァレー』にて、"ジゴンダスに君臨するチャンピオンである"と絶賛している。