エルカビオ ロブレ2003

chiss4122006-03-30

元来よりワインなどの10度クラスの酒を料理とあわせて飲むのが好きで、逆に酒だけを飲むことはあまりしなかった。ただ特にセラーやら設備も無い中でワインを買うのは少々リスクが高く、以前惚れ込んだスペネッタの「PIN」なんかは買って大事にしていたら日本の暑さですっかり抜けてしまった。まあ保存の難しさで一度ワインからは離れたが、「神の雫」がモーニングで連載が開始されたことがキッカケで、再び買い始めることになった。常温でも20度に達しない今だけの楽しみだ。この結果ビール消費が減り、ビール腹リスクが低減。ワインポリフェノールも摂取できて活性酸素が低下といい事尽くしである。

さて、今回の1000円台タカムラさんの安旨ワインは「エルカビオ ロブレ2003 マス ケ ヴィノス」だ。笑っちゃうくらいワインレビューが情熱的というか扇動的というか、シスコレコードのレビューがごとく煽る文章で有名なタカムラさんの評ではこうある。

【素晴らしいキメの細かさと、その魅了される質感、リッチで、全くとがったところの無い凝縮した果実味。開けたてのかなりガシッとしたパワフルな味わいから、暫くすると、スパイシーなニュアンス、華やかなスミレのような香り、ブルーベリーリキュールなどを感じ、どんどん香りが開いてきます。】まさかココまでは書けないが、確かに昼飲んだ印象と夜の印象では夜の方がトガッタ所が無く、果実味もより濃厚に感じる。薫り立つタイプでは無いが、ジワリと漂う。コッテリしたチーズと飲むとトゲがさらに取れて果実の甘みがより印象的に出てくるのでチョッと気に入ってしまった。ランキング更新。

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全てではないだろうが、空気にふれさせて味や風味が変化するのは本当で、良くなったりコナレたりするケースが多々ある。開けたてが最高と思ったことは少ない。