XONE 92使用感③

chiss4122006-07-09

XONE92の使用感続き
次にヘッドフォンモニタで、EQ後の音と前を選択できるが、フィルター後は無い。PIONEERは全てが混ざったMIXがが全てモニターできる点とは大きく違う。そしてミックス用の音として中音が強めに出るのでメリハリ感があり、拍が取りやすい。リスニングとしては少々アレかもしれないが、低音域の解像度は高く、バウンシーな低音から、拡散していく低音までちゃんと表現できるのは流石。これはパイオニアがどうしても苦手なのか気にしてないのか、決して改善されないポイントだ。日本勢は低音の表現が苦手というコメントも頷ける。

ミキサーから出た音は単純比較で高音の伸び、クリスプ感、低音の存在感、固めのバスドラの表現、中音との音の分離感がとても綺麗に再現されている。EQのブーストは彩り程度だが、カットは容赦ないカット。XONE 3Dだと完全に無音になってしまうが、92では中音がかすかに残るため、完全カットが好みのアイソレーター命の方は要注意。

音色はハウスやテクノなどでは一層映えるが、ヒップホップなどのジャンルではチョッとでしゃばりすぎな感じもある。ドンシャリが強いのかもしれない。だがDJM600が些かそのまま再生しすぎたせいか、コントラスト高めのビビットな再生。