つるとんたん

chiss4122005-07-24

「関西うどん」は「讃岐うどん」ともまた違ったものなのだという心の叫びを代弁するような店に出会った。関西を一括りにする悪い風潮があるが、体験してみることが全てを解決するキーである。幸いにして東京には「讃岐」を体験できる名店が多い。そこに「大阪」の本物のうどんを食べれば誤解は氷解するだろう。残念ながら今回の話には名門「稲庭」「きしめん」「水沢」などは含まれ無いが、それぞれ個性ある逸品なのでこれもいつか論じたい。夏木マリがその味に惚れ込み誘致をサポートしたらしい。偉いぞ夏木マリ!朝11時から翌朝8時までの21時間営業ってのが少々引っかかるが、変に六本木に感化されることなく味で勝負していって欲しい。さて肝心の味だが、(既にコメントに先を越されているが)やや甘めのダシが地元のそば屋を彷彿させる良い感じのカツオ&昆布感なのだ。関西人はうどんのダシを飲み干すという噂があるが、あながち嘘ではない。僕は確実に旨いと思ったうどんのシルは飲み干してしまいます。そしてこの日も完食!東京でこのクオリティは信じられない。揚げさん(きつね)の甘さ加減も地元流。最近どこかで全く甘くないキツネを食べたが、文句を言いたくなった。申しぶんないぞ「つるとんたん」残念ながら昼のセットの稲荷が売り切れで花ちらしだったのだが、ちらしも実力派でした。

http://www.tsurutontan.co.jp/